てんかん発作にはどんなものがありますか
てんかんという病気をもっていると、発作という症状を起こします。発作はいろいろなタイプがあります。代表的なものをご説明いたします。
全身強直間代発作(いわゆる全身けいれん発作)
意識を失い倒れ、手足がつっぱったりガクガク動いたりします。顔色が悪くなります。けいれんは数分でおさまり、その後呼吸も戻ります。発作後はぼーっとした様子になるか、疲れて寝てしまいます。
意識障害を伴う部分発作
数十秒から数十分意識がぼやけてぼーっとする発作です。ぼーっと1点を凝視したり、口をもぐもぐしたり、舌をぺちゃぺちゃ鳴らしたりします。きょろきょろしたり、部屋を歩き回ったり、服のボタンをいじったりなどの動作をすることもあります。
話しかけると、「うん、うん」といった簡単な返事はできることがありますが、後で聞くとご本人は覚えていないことが多いです。
意識障害を伴わない部分発作
意識ははっきりしているが、体の一部分にけいれんや、しびれが出るタイプの発作です。
ミオクローヌス発作
両手がビクッと大きく動いて持っているものを取り落としてしまう発作です。足がビクッとする場合もあります。